NPO法人当目とは
能登の真ん中に位置する自然豊かな当目地区で、美味しい米作りを通して地元住民同士や外の人との繋がりを作り、継続的に当目の自然環境と米作りを基盤とした生活を守り続けていくための取り組みを目指すNPO法人です。

活動の実績
公益財団法人イオン生物多様性みどり賞(国内部門)特別賞受賞(令和4年12月)
共同通信社地域再生対象特別賞受賞(令和5年2月)
つなぐ棚田遺産認定(令和4年4月認定 当目千石棚田として認定)

外部団体との提携
社団法人日本グランドワーク協会との提携
早稲田大学平塚ゼミとの提携
山菜ツアーの開催
社団法人昇龍道推進協議会との提携
昇龍道米の栽培と田植え・稲刈り体験

イベント
生き物調査と環境学習
植物調査と環境学習
ホタル鑑賞会
星空観察会
山菜ツアー
田植え・稲刈り体験

当目地域紹介

能登半島 当目地区
当目は3方を海に囲まれた能登半島の先端、奥能登と呼ばれる地域のほぼ中央に位置し、山間地で稲作と林業を基幹産業として独特な耕作形態を維持してきました。古くから、猿鬼伝説や平家の落人伝説が伝わり、鉢伏山の古体山岳信仰などにも彩られた風土と豊かで清らかな環境を保っています。

当目地区は田代・極楽寺・中組・甲地・蓮花坊の五つの集落からなり、 奥能登を代表する 町野川、 河原田川、山田川の分水嶺となる山間地に、藩政時代から20以上の谷あいに谷筋深く棚田を開き、お米が千石収穫できる千石在所と呼ばれてきました。そこには耕作環境の不利な条件を少しでも改善してお米を作るための独特の工夫がみられます。陰地管理やエゴ・ソエの管理が行われてきました。その管理が集落の景観を作り、当目独自の生物多様性も育んでいます。

当目地区は冬には2メートル近くの雪に埋もれることもある能登半島の中でも指折りの豪雪地域です。水源も豊富なため
大陸からの渡り鳥の休息地にもなり、彼らを介して植生面から大陸と深い繋がりが見られます。 奥能登最高峰の鉢伏山の東南斜面に位置し、半島最大河川である町野川の源流地の当目は、水生生物の面でも特徴ある生息地で生物多様性保全上重要な里地里山としても認知されています。

当目地区の人々は昔から変わることのない風景を、自然を大切にし、農耕神事の「あえのこと」をまつり、農林業を生業としながら、豊かな自然と素朴な風土と共生してきました。当目地域は2011年に国連食糧農業機関(FAO)により日本で初めて世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を体験できる地域の一つです。


エゴの管理・鉢伏山散策・民話と語り部
里山稲作農林資料館
里山資料館
- ■ 設立趣旨
- 奥能登の山間地で稲作と林業を基幹産業としてきた当目地区は、山間地ゆえ独特な特徴のある耕作形態を維持しています。 また、猿鬼伝説や平家の落人伝説、鉢伏山の古体山岳信仰などに彩られた風土と 町野川の源流地として豊かで清らかな環境を保っている当目の地に生息している水生生物や、農林業で使用されてきた機具などを展示保存することで、当目の魅力を発信し、多くの体験・観察活動などによる交流人口拡大の拠点文化活動拠点を目指しています。
- ■ 生物多様性保全上重要な里地里山
- 能登半島は大陸からの渡り鳥の休息地であり、彼らを介して植生面から大陸と深い繋がりが見られます。 奥能登最高峰の鉢伏山の東南斜面に位置し、半島最大河川である町野川の源流地の当目は、水生生物の面でも特徴ある生息地です。稲作のルーツは、インドのアッサム地方、中国の雲南省、タイのミャンマーと言われています。 渡り鳥を介して稲作・植物 水生生物等当目と大陸との繋がりに壮大なロマンを感じます。
当目の商品

のと 当目の米 原流水栽培
- (化学肥料・農薬50%以上削減)
1㎏ 800円(税・送料別)
※ご希望により何kgでも対応可能です。
※お問い合わせメールフォームからご注文ください。

のと 当目の米 棚田栽培
- (慣行栽培)
1㎏ 600円(税・送料別)
※ご希望により何kgでも対応可能です。
※お問い合わせメールフォームからご注文ください。
能登の山林から湧き出る源流水で栽培
当目は豊かな自然と山間地特有の気候で昼夜の寒暖差が激しく、能登でも美味しいお米ができる地域として知られています。
稲は日中の光合成でデンプンをつくり夜間に穂へ蓄えますが、夜の気温が高いとそのデンプンを消費してしまうので、昼夜の寒暖差があることでデンプンをよく蓄え、粘りのある食感と甘みのあるお米が育つのです。
また、当目の米は生活排水の入らない、山から湧き出る源流の水を使用し、そのまま飲料水としても利用できる水を使って稲を栽培しています。自然林も多く残る山林からはミネラルが豊富に溶け込み、丈夫で健康な稲を育てることができるのです。



なれずし
- 1袋(150g)500円(税・送料別)
※クール便になります。
※お問い合わせメールフォームからご注文ください。
小アジを米と塩で発酵させた当目の伝統的な保存食
なれずしとは寿司の原型とも言われる発酵食品で、魚を塩と炊いた米を漬け込んで乳酸発酵させた食品です。元々は魚を長期保存するために行われていた加工方法で、発酵により酸味とうま味が増加し貴重な珍味とも認知されてきました。かつては各家で漬け込み、祭りごとや祝いの席で振る舞われていましたが、現在は漬け込む家も減少し存続が危ぶまれてもいます。
ここ当目では昔から梅雨時期になれずしを仕込む風習があり、その伝統を受け継いで作っています。最初に塩漬けした小アジを使用し、当目の源流水で育てた米と塩、それに山椒の葉と唐辛子を一緒に使って、樽の中に何層にもアジを漬け込みます。


薪(薪ストーブ用)
- 1束(10kg前後・42センチ)
450円(税別、現地渡し)
※お問い合わせメールフォームから問い合わせください。
人材募集

当目地区では、当目の魅力を発信し、多くの体験・観察活動などによる交流人口の拡大や文化活動拠点となることを目指しています。それに伴い様々な形で協力していただける人材を募集しています。
また、個人や家族連れで、稲作り農作業体験を希望される方、季節ごとの作業も随時行っており体験が可能です。
移住して一次産業を職業として希望される方、その他経営基盤や技術取得などのご相談・研修も可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。

特別住民制度
当目夢を語る会では、当目の米を年間予約していただいた方を、当目地区の特別住民として認定し、地域の魅力とセットで提供させていただきます。当目を皆さまの第二の故郷として親戚のような付き合いをさせていただ毛たらと思います。具体的には特別住民に認定された方には次のような特典があります。
- 特別住民の方に春と年末の2回、山菜や特産品をお送りします。
- 当目に来られる際、地区の語り部や案内人が当目の伝統、文化、自然をご案内します。
- 当目に来られる際、能登や当目の情報提供や夢を語る会と提携した近隣の宿泊施設、飲食店等をご紹介します。
- 稲作栽培の体験ができます。季節ごとに行われる農作業を体験することができます。
- 提携している摘み取り体験ができるブルーベリー農園やイチゴ農園を紹介します。
以上、順次特典を増やしていきます。お楽しみください。
お米のお申し込みはメールフォームから申し込みいただくか、下記連絡先に直接ご連絡ください。
NPO法人当目住所:石川県鳳珠郡能登町字当目38-148-2
Tel : 080-6355-9845
Mail: hurusatonoto@yahoo.co.jp